Genshin Impact

評価

4.07

投票数
360
リリース日
2020年9月28日

ゲームについて

『原神(Genshin Impact)』は、HoYoverseが贈るアニメ調のオープンワールドRPG。元素が支配する幻想世界「テイワット」を舞台に、ガチャで手に入れたキャラクターたちでパーティを組み、戦闘中に切り替えながら広大な世界を冒険します。パズルやボス、壮大なストーリークエストも盛りだくさん。基本プレイ無料で少し周回要素はあるものの、やり込み要素が多く、何時間も夢中で探索できます。

対応プラットフォーム

レビュー

原神クリティーク:ガチャも神々も美しき沼も一挙盛り

テイワットが呼んでる――友達、花火、そして終わらない素材集めを連れて。

ようこそ『原神』へ!アニメ顔負けの美麗グラ、異能バトルがド派手に光って、星5キャラの排出率は……まあ、現実を受け入れましょう。無課金で気ままに旅する派も、クレジットカード片手に贅沢する派も、このゲームにはダンジョン、ギミック、ハチャメチャ戦闘ととにかく広大な世界がお出迎え。

派手な一目惚れだけで終わるゲームなのか?それとも……?その正体、覗いてみよう。


スライムに瞬殺:テイワットでの手荒な歓迎

『原神』の起動、まあどうせ量産型ソシャゲRPGだろって思ってましたよ。エフェクト派手、バトルふわふわ、数時間で作業感MAXになるタイプ。――完全に甘く見てた。

むしろ危険なのはこっちの人生でした。時間もストレージも財布も、全部このゲームの虜に……。

主人公は女の子をチョイス(待機モーションの性格の良さ、ナイス)、一面の草原=テイワット到着。最初の敵?エレクトロスライム。カワイイ顔して、俺をレジャーチェア並みに瞬殺。必死にボタン連打して、回避失敗して、完全にパニック!

でも不思議と納得感。操作感サクサク、戦いはちゃんと読み合い。敵の攻撃予告もわかりやすい。元素反応?ガチで重要。ようやく着火風渦(Swirl)でスライム粉砕したとき、一人でガッツポーズ。見てる人いなくて良かった。やったもん勝ち。


パイモンと、ギミック地獄、止まらない世界

そして現れたパイモン。ハイテンションマスコット、エスプレッソ数杯飲んで暴れ回る声、セリフは全部喋らないと落ち着かない系。もし『ゼルダ』のナビィがTikTok依存症で常に元気MAXだったら……たぶんこんな感じ。

即、ボイス音量ミュート(設定メニューよ、ありがとう)。世界は静かになった……かと思いきや、**むしろ騒ぎが増えた。**鳥や風だけじゃない、あちこちで“今”が起こってる。丘には謎解き、湖には宝、廃墟には雰囲気。

登攀システムは『ブレス オブ ザ ワイルド』感あるけど、原神流のアレンジ効いてる。スタミナにさえ裏切られなければ、基本どこでも登れる。そして滑空……**最高の解放感。**山に登ってはノリで大ジャンプ——毎回やる価値アリ。


キャラ切り替えでハチャメチャ元素カーニバル

一時間ほどでアンバーが仲間入り。火矢キャラ、ウサギ爆弾、トーク無限ループ。そして、バトルが単なるボタン連打から一変。元素の使い分け、花火大会、元素爆発のドーン&デカイ爆発。混沌。だけど脳汁。

ここから原神の頭脳戦が爆発。4人チームで武器と元素属性を自由に編成。氷×水で凍結。濡れた敵は感電。火×風で“ピリ辛竜巻”。混乱だけど、妙に気持ちいい。

俺のPTは主人公(風)、アンバー(炎)、ガイア(氷)、リサ(雷)。メタ?最強?関係ナシ!敵をポップコーンみたいに吹き飛ばす瞬間が優勝。理屈は知らん。でも楽しい。


ガチャという名の運命ルーレット

そして、俺も“願い”の誘惑に屈してしまった。ピカピカのスロット感覚で10連回す。星4の触媒と強化アイテム、そしてノエル。でっかい剣と夢を背負うメイド、見た目は冷蔵庫。

テンションは上がるし、現実も突きつけられる。これがガチャ。

原石?集まりはカタツムリ並みだけど、一応天井90連で星5は確定。でも推しキャラを引ける保証は無し。財布とのチキンレース。

でも不思議と不満なし。そもそも配布キャラが優秀なので、詰むことがない。何十時間も無課金で遊んで、初課金はウェルカムムーンたった500円。罪悪感?皆無。


璃月:地脈パワーと伝統美と怒涛のイベント

次は璃月へ。モンドがワインと風車の中世なら、璃月は山深く、金色に染まるアジアテイスト。空気感の変化は衝撃的。BGMは和楽器が響き、NPCはどこか毒舌、クエストもカオス盛り。

ギミック難易度が跳ね上がる。灯籠を正しい順で灯す、光る“精霊”を追いかける、像の謎解きを延々と――もう半分地脈の中間テスト。

璃月港の規模感は異常。NPCたちも本当に用事がありそうな動き。

ストーリーは?*意外と良作。*論文書くほど深くはないが、次への興味は尽きない。とくに神の“岩王帝君”鍾離が登場すると、もうゲームなのか資本主義講義なのか混乱レベル。


樹脂という現実の壁:沼の本性見たり

順調に探索を楽しんでいたある日、“樹脂”に真正面からぶち当たる。

樹脂は戦利品の“通行手形”。ボスも秘境も全部ここ頼み。上限は160で、自然回復は冬の陽ざしより遅い。課金で即復活も可。樹脂切れ=ドロップなし、進行不可、虚無。

最初はあまり気にならず。他のやること多すぎて。しかし後半は――**辛い。**5つ星セット目指せば同じ秘境に3週間通ってゴミ靴量産、なんてザラ。

ガチ勢は樹脂管理もはや日課レベル。自分は「外でも歩いてこい」的啓示と受けとって昼寝へ。昼寝、正解。


マルチのドタバタ劇と、限定イベントの暴力

マルチは冒険ランク16で解禁。友達ワールドに殴り込み、開幕1分でフィールドを火の海にしてしまった。ごめん……。

マルチは正直、ちょっとクセが強い。ストーリー系や一部の宝箱はホストしか触れず。何だそれ感は否めないが、友達と爆笑しながらモンスターを引っ張るのは純粋に楽しい。誰もがレベル不足、遺跡守衛を誤って釣ると阿鼻叫喚。

そしてイベントでバラエティ攻め。リズムゲームあり、タワーディフェンスあり、風船レース、爆弾解体から花火版マリオカートのノリまで。

だいたい面白いし、時々スベる。だが期間限定なのでやるかやらないか一瞬の判断。取り逃がしの恐怖(FOMO)?はい、 guilty pleasureでOK。


耳も目も満腹:音楽とグラフィックの宴

サウンドトラックはさすがHOYO-MiX。

各地域ごとに雰囲気がガラリ。モンドはファンタジー×笛、璃月は古楽器の優雅さ、稲妻は雷鳴と三味線の激しさ。変化球がうますぎ。

ビジュアルは「もしジブリにモンスターエナジーを飲ませたら」なテンション。セル画調の美しさ、天候や水面までこだわり抜き。マップの作り込みも半端なく、意味なく廃墟散策したくなる。推しキャラ勢のビジュ爆発は……最高クオリティ。

正直、スクショ撮るためだけに起動しても後悔ゼロ。


総評:今もまだ、どっぷり原神沼

何十時間も経って、いまだに毎日ログイン中。

基本無料、美グラ継続、そして相変わらずの修羅の周回。ガチャで貯金は溶け、樹脂は歩みを止め、イベントは当たり外れ。でも一瞬一瞬のプレイ感はやっぱり鉄板。世界観がずっと自慢。

毎日義務みたいに張り付いたら速攻で燃え尽きるので、マイペースに通う近所の公園くらいの気持ちがベスト。

課金の沼にだけは、ご用心――あの先はクレカ地獄。

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