Wuthering Waves

評価

4.97

投票数
619
リリース日
2024年5月22日

ゲームについて

『Wuthering Waves』は、スピーディーで派手な戦闘とモンスター収集がド派手にぶつかる、基本プレイ無料のオープンワールドARPG。プレイヤーは“ローバー”となり、“レゾネーター”と呼ばれる元素戦士たちとチームを組んでミュータントと戦い、その力を文字通りかっぱらっていく。屋根を飛び越え、壁走りからボス戦に突入し、「エコー」(装備できるクリーチャースキル)を集めて自由自在にコンボを構築。『原神』の大技版、しかもスタミナ制のイライラは控えめ。頻繁なアップデート、ガチャ、チームを考察する楽しさで、周回も飽きさせない。

対応プラットフォーム

レビュー

Wuthering Waves レビュー - 俺のエコー、熊を食う

剣戟アニメ目当てでインストールしたのに、気づいたら幽霊クマで木ごと敵ぶっ飛ばしてました。

誰も教えてくれない。「最初の大ボス、見た目が岩の咆哮野郎だし、倒したら幽霊落とすし、しかもそれコレクションできて剣より強くなる」なんて。Wuthering Waves は親切に手ほどきしてくれません。いきなり夢遊病みたいに美しすぎる世界に投げ込まれて、リズムアクションやバグった動きに圧倒されます。30分でやめるつもりだったのに、気付けば3時間後、高層ビルからジップラインして、ペットのカブトムシがボスに特攻。カオスの極み。


ボス戦?派手に負けたけど笑いが止まらん

ゲームで死ぬのは慣れっこ。何度もやってきました。潔く散る時もあれば、完全なポカもある。でもこれは…もはや現代舞踊でした。壁走り(※ガチでできる)が楽しくて崖をよじ登ってたら、橋の上でトラック級の獣がブレイクダンス始める。頭空っぽで突撃。必然、宇宙まで打ち上げられました。

*マジで笑った。*完全にこっちの負け!

Wuthering Waves の戦闘、待ってくれません。 モーションはぶん投げてキャンセル、パリィは本能、エコースキルは流れるように発動、キャラチェンジも空中でド派手にキメる。いい意味でカオス。のんびりクリックする暇なんてない。むしろ指が踊る本格舞台。

リベンジで攻撃誘って一閃、雷カタナ娘で会場をブチ上げる。熊エコーは飛んできて「オレに喧嘩売ったの誰だ?」状態。最後は橋から滑空しながら華麗にフィニッシュ。いや、全然計画してなかったけども。


我が家の心霊動物園、最強すぎる

エコー。 モンスター倒すと、ときどきそいつ自身が幽霊で落ちてきます。それを装備できて、ステータスUP&新しい技もゲット。豪快な叩きつけ?ゴリラ。高速ダッシュパンチ?カブトムシ。マジで。

キャラごとにエコーは5体まで。ビルドはすぐにカオス化。クリティカル盛り、サポ専、純粋な趣味枠も全然アリ。自分のパーティ全員「森の祟り」みたいにするのも自由。

で、正直…集め始めるとやめられない。 景色なんてそっちのけで「このへん変な生き物いない?」という完全コレクター脳に。欲しい幽霊リスト、いつの間にか心霊チェックリスト化。今のお気に入り?どこにでも毒ガスばら撒く巨大キノコ。キモいけど可愛い。


動き、法で規制していいレベル

たぶん開発の誰かが「そもそも移動って楽しくてよくね?」って言いだした。その結果、無制限ダッシュ・ワイヤーフック・壁ドン・滑空、やりたい放題の大盤振る舞い。

探索はもはやパルクール遊び。 エコーモンスターをドデカい渓谷越しに発見、普通の人なら回り道するけど、俺は45分かけて崖を垂直ジャンプ制覇。達成感より後悔が勝った。

スキルツリーも「もっと速く」「もっと変」に成長できる。システムまみれなゲームで、なぜか移動が一番主人公張ってるという謎現象。


ストーリー?一応あるよ。

自分は「ローバー」、記憶喪失。世界は正体不明の宇宙ブチギレ現象「ラメント」でボロボロ。出てくる連中は…中二剣士・ハイテク女子・謎多すぎファッショニスタとか。 なんか色々直そうとしてる、たぶん。

でもね…テキスト、正直ダルい。 セリフの嵐は脳トレ。ボイスも「中学校の文化祭?」レベル。頑張って感情移入しようとした。無理でした。3回目の「量子共鳴エントロピー」とか聞かされたら、俺の脳もログアウト。

でも不思議と、世界の造り込みで全部許した気分。 廃墟から得られる断片ネタ、エコーで分かる凄惨な事件、沈黙が醸し出す雰囲気。ウソみたいだけど、ちゃんと効いてる。


無料なのに優しすぎるガチャゲー

そう、これガチャです。 恒例のピックアップ、天井、入浴剤みたいな名前の通貨もズラリ。でも序盤は…めっちゃくれる。

数時間でパーティ完成、★4武器もいくつか、強キャラ狙いのガチャ券もモリモリ。5キャラ自由選択できるタイミングもある。マジです。

もちろん後半は渋くなる、リソースも減ってくる。それでも序盤は他のガチャゲー比じゃ桁違いの大盤振る舞い。 しかもボス戦に必要なのは「メタ装備」でも「課金爆死」でもなかった。森のキノコ追いかけて見つけたエコーだけで勝てました。 ガチャ神祈願、一切いりません。


『作業ループ』なのに、なぜか快適

最初のチュートリアル終わったら、Wuthering Waves はまるで一種の癒しゲーにチェンジ。探索→変な幽霊収集→強化→日課→イベント参加、みたいなループにハマります。

パズル部屋?あり。ボス連戦?あり。エコー同士の醜い争い?モチロンあり。

メニューUIはごちゃついてて、「ブーツ強化したいだけでタブ三つ開いた」みたいなドタバタも最初は多い。でも慣れてリズム掴んだら…案外快適。 装備考えて、試して、変な組み合わせに入れ替えて、気付けば壊れコンボ発見。これの無限ループ。

イベント回転も早いし、単なる水増しではなく、戦闘ルールいじったり期間限定キャラで遊ばせてくれたり。「ビルド極めたら脳汁止まらん!」って人は、このゲームで思う存分遊べます。


初日バグ&幽霊バグというギャグタイム

正直、初日はなかなか荒れてた。 フレームレートガタ落ち、テクスチャ透明化、ボスが床抜けて消える、という心霊現象オンパレード。ある戦闘は敵が文字通りマップの彼方に去って終了。全員パニック。

でもパッチ配信はかなり速かった。現状はかなり安定。 開発もちゃんとアプデに力入れてるっぽい。とはいえ、2017年のスマホや爆音専用GPUの人は画質落としたほうが無難。


総評:エコー最高、ムービーは…まあ

俺のメイン火力はカブトムシ、相棒はキノコ幽霊、仲間は星を超えた変人軍団。Wuthering Waves、ヤバいけどちゃんと面白い

ストーリーは虚弱。ボイスは掃除用具入れ録音疑惑。でもバトル、移動、エコーシステム…ここだけはカオスなのにバッチリ。

ダラダラ快感を小出しにされるんじゃない。いきなり全力で脳天直撃。

とりあえず、やって損なし。

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