Enlisted

評価

3.52

投票数
1157
リリース日
2021年3月2日

ゲームについて

第二次世界大戦を舞台にした大規模な分隊制シューター。歩兵、戦車、飛行機を率いて有名な戦線を戦い抜こう。戦闘中に役割を切り替え、リアルな武器の重さを実感しつつ、分隊の中心として本格的な大規模バトルに挑める。これぞ壮大な戦争体験。

対応プラットフォーム

レビュー

Enlisted(エンリステッド)レビュー:分隊で暴れる、第二次大戦のカオス祭り

初プレイで投げた手榴弾が自分の分隊に直撃――それでも昇進したんだから、これがこの戦場のノリ。エイムだけ競う普通のシューターとは訳が違う。グチャグチャで、多層的、しかもいい感じにハチャメチャ

自分で小隊を丸ごと操作しつつ、兵士を次々と切り替える“戦場のDJ”状態。教会の塔からスナイパーになったと思えば、火炎放射器を振り回しながら塹壕に突撃!

「第二次大戦の規模感を、鬱陶しい表計算なしで味わいたい」という人。思ったよりハマるかも。

それじゃ、いざ突撃!


最初の10分:無法地帯へようこそ

事前知識ゼロで突っ込んだら、最初の10分が完全カオス。爆音、混乱、何が起きてるか全く分からず。いきなり5人分隊に放り込まれ、顔面で弾丸キャッチ→画面が切り替わり次の兵士に。

はいはい、もう変なゲーム確定。

一人の兵士を動かすんじゃない。次々乗り換える。ダメになったら即交代。待ち時間なんてない。

最初は戸惑うけど、やればやるほど「あ~、なるほどね!」となる。

さっきまで塹壕に這いつくばってたら次は機関銃手で敵を薙ぎ払い、今度は塔から高みの見物。自分が自分のリザーブ。

これが思った以上にアリ。


爆発で学ぶゲームデザイン

ノルマンディーで出撃したら、爆撃食らったバゲット村に着地。クレーターと瓦礫の家、超困惑してる鶏も。

**任務:**曲がった農家を奪取せよ。 **装備:**ボルトアクション・ライフル、レンチ、そしてフェンスの周りをマラソンしてるAI隊員たち。

急に銃声、戦車の唸り、モクモク煙幕。クラゲの群れくらいウザい。

慌てて塹壕に飛び込み、道路の向こうを撃ち抜いた時は…ちょっとだけ英雄気分

武器はズシッと重たい。照準は遅いし、的外す。リロードはノロノロ。

ガチで毎回「入ってくれ…」と祈りながら引き金を引く羽目に。

ボコボコやられる。でも他プレイヤーを観察してるとコツが見えてくる。

横からチラ見したり、ラリーポイント(再出撃拠点)設置したり、生存率だんだんUP。

まさに「爆音鳴る中、自転車の練習」状態。


戦闘中のキャラ交代が天才すぎる

ここがEnlistedの本領。

死んでもリスポーン待ちなし。即切り替え

火炎放射兵がやられた?→即エンジニアにスイッチ。

土嚢設置!さらにSMG兵に交代、建物防衛!

カオスだけど、バチクソ気持ち良い。

リスポーン待ちでぼーっとしない。ボタン一発、即別人にチェンジ。

試合後半、ラジオ兵で砲撃要請→全員で物陰待機→敵半分ふっとぶのを眺めてニヤリ。

サウンド?スピーカーぶっ壊れるレベル。

手応え? 10点満点で爆風再現度MAX。


戦車も飛行機もドタバタ感

戦車や飛行機は、まさに別次元の惨事

戦車に乗れば「爆薬を積んだウミガメ」のごとく町をノロノロ横断。

飛行機?速い、派手、紙テープで補強してるレベルの不安定感

初戦車は塹壕と納屋の間にハマり、バック出来ずに爆弾で吹っ飛びました。

黒歴史ッス…

飛行機は更にヤバい。スロットル操作忘れて* 爆沈。*

でも何戦か後、完璧な急降下爆撃→敵の出撃拠点爆殺→チャットで「ナイス!」もらってちょっと涙。

乗り物は見た目だけじゃなく、マジで戦況をひっくり返す武器。でも使い方次第。

間違えると…動く棺桶。


アンロック地獄と成長の沼

キャンペーンごとに(ノルマンディー、ベルリン、チュニジア、スターリングラード)おもちゃ箱が分かれてて、進行度も独立。

ちょい面倒だけど、逆に全部同じにならないからマンネリ防止。

分隊をレベルアップし、隊員強化。衛生兵、機関銃、戦車乗り…役割自由。

この育成、沼が深い。

装備カスタムも、子どもの頃にフィギュア並べてたノリで細かくやり込める。

もちろん、無課金のグラインドはマジ長い。

特定分隊が明らかに強いのは…まぁしゃーない。でも進歩は絶対する。スプリントじゃなく**“ちょっとずつ前進”**だけどね。

それでも、腕があれば金ピカ装備相手にも全然イケる!


「マジで自分今の演出した?!」な怪作シーン

このゲームの醍醐味は、偶発の映画的瞬間

一度分隊で橋を丸ごと死守。土嚢で耐えて、即座に兵士チェンジしながら必死の防衛。

または、1人で拠点へ突っ込み、4人全員回して分隊撃破→残弾1マガジンでワンチャン生還。

マジで「自分が映画監督か⁉」タイム。

その一方、とんでもプレイも。

見晴らしゼロの野原で斜め特攻→戦車砲で即成仏

最後の兵士が落ちてた武器拾って逆転劇。

こんなの予測不能。それが最高。


不親切UI・ポンコツAI・細かいストレス

ぶっちゃけ、良いところばかりじゃない。

メニューはゴチャゴチャ、分隊編集への道は隠しボタン探しゲーム状態

ロード時間も長め。

チュートリアルは笑うほど薄い。ラリーポイントとか自力解明せよ。

AI隊員は有能な時もあれば、30秒壁を見つめてる脳死モードも。あれ絶対昼飯のこと考えてた。

大規模戦闘でちょいカクつきも。

ただ、試合が噛み合った時。

拠点設置バッチリ、分隊連携完璧、砲撃モメンタム最高……これはもう制御されたカオス。ギリギリで。


基本無料。そしてPay to Winじゃない!

Enlistedは基本無料。

課金催促ポップアップ連打とか一切なし。

課金すれば装備開放高速化、カッコいいスキン、プレミアム分隊…色々手に入る。しかし、 肝心のゲーム体験自体はみんな同じ。

払えば楽はできるけど、無課金で十分やれる。実際、普通のボルトアクションとひらめきだけで全然戦える。


最後に:荒削りだけど、間違いなく面白い

Enlistedは粗がある。たまにメニューにイラッとし、動作も怪しい。

でも……一周回ってめちゃくちゃ面白い。

問答無用でカオスにブチ込まれ、自力でどうにかするしかない。

爆死することもあれば、自分で自分に火をつける事故も。でも退屈する暇はゼロ。

万人向けじゃない!ピカピカUIじゃなきゃ無理って人は厳しい。

でも“雑”や偶然、2時に「今の生き残り有り得ん!!」って叫びたいタイプにはオススメ。

最後に一言。

ラリーポイント建てような。君の分隊、もっと良い扱いを望んでるぞ。

ここをクリックしてプレイ Enlisted