Heroes of History

評価

4.36

投票数
597
パブリッシャー
Innogames
リリース日
2024年11月27日

ゲームについて

『ヒーローズ・オブ・ヒストリー』は、無料で遊べる街づくり&ストラテジーゲームです。プレイヤーは古代エジプトから啓蒙時代まで、さまざまな歴史の時代を旅しながら文明を導きます。街を発展させ、伝説のヒーローを集め、PvEやPvPマップでバトル!資源管理・ヒーロー収集・戦術バトルがうまくミックスされた本作は、ブラウザやスマホで手軽にプレイ可能。見た目は歴史好きも納得のクオリティですが、じっくりコツコツ進むスタイルと、時折財布にちょっとした誘惑があるのも特徴です。

対応プラットフォーム

レビュー

『Heroes of History』レビュー:文明シムなのに、やたらノリがいい件

タイムトラベル税、ファンタジー農業、街づくりのドタバタ劇――まさか全部詰め込めるとは思わなかった。

初めてのピラミッドは、斜めってても自慢のマイホーム

最初は砂だらけの空き地で、まぶしそうに目をこする労働者数名。これが『Heroes of History』の幕開け。舞台は古代エジプト。天気は晴れ。そよ風あり。ワクワク感はMAX。チュートリアルがくれたのは、「文明を興せ。歴史を作れ」みたいなざっくりした指示のみ。え、まぁ気楽にいこうか

プレイ開始10分で、穀物畑、兵舎、そして明らかにレモネード屋にしか見えない市場が誕生。でも機能してたからOK。資源はじわじわ貯まり、村人たちは粘土の壺と松明持って、明らかに忙しそうに走り回る。タップするたびに穀物、コイン、石材…帝国の土台がどんどん積み上がる!

序盤の展開?速い。置いてかれそうなレベル。目標はバッチリ。神様もいる。そろそろ履歴書の肩書きに「ファラオ」って書いていい?


時代は“タップ&祈り”へ

街並みが整ってきたところで、ヒーローシステムを試す。これ、正直ナメてた。『Heroes of History』、ありがちな「剣豪タロウ」的なモブは出てこない。なんとクレオパトラ、カエサル、レオニダス…ガチの歴史的有名人が勢揃い。それぞれ個性的なスキル&プライド盛々。

仲間にするまでがまた一苦労。巻物集めて、かけらを解放、育成して、装備をポイと渡し、いざ戦場へ。タンク、範囲攻撃、叫ぶだけ役…役割も個性強すぎ。

私の推しメン?当然クレオパトラ(女帝は外せない)、関羽(ヒゲ渋すぎ)、ヘラクレス(武器がほぼ軽自動車)。この精鋭で敵キャンプに突撃。

戦闘は単純そうで、油断すると一瞬でボコボコ。配置やスキル発動タイミングが肝。たまにAIが“壁噛み”始めたら見守るしかない🤣。意外と戦術ゲー感あり。


やがて現れる“修行タイム”

古代ギリシャ到達(エラ4)でもう余裕ムード。寺院、城壁、港も出来て“霧晴らし”のプロ感炸裂。金も貯まる。

……と思ったら急ブレーキ。ガッツリ。

急に建物素材が「大理石」「銅」「ガラス」だの言い出す。しかもそれ用の施設は未開放。解放には冒険が必要。冒険するには斥候。斥候は勝利数。勝つなら強化済みヒーロー…この無間ループ。秒で詰み

はい、中盤戦へようこそ。

今やること全部に“隠し条件”がつきまくり。寺院進化?20銅インゴットに巻物3つ&ヤク温泉で心洗済ヒーロー必須(嘘だけど、そんなレベル)。

“周回”は気配を消す気ゼロ。高級ローブ着て正面突破してくる感じ。


クレオパトラだけが命綱

意地で無課金貫く。建築指示出して、適当に霧突いて、飽きる前にそっと閉じる。

マジで同盟システムのおかげ。他プレイヤーとパワーUP分け合ったり、資源交換したり、戦争したり。タイマー地獄もみんなでやれば若干マシ。

クレオパトラは既にLv20。どう見ても“限定コスメ”な杖持って暴れ散らかす。回復と範囲で勝手に無双。レオニダス?**紙装甲。**ヘラクレス?**見た目超タンク、中身カメ。**要するに、育てた一軍以外の有名人は基本オブジェ。

イベントも悪くはない。「遠距離オンリー3連勝」や「野菜200個収穫せよ(※歌いながら)」的なデイリーミッション。まあ、変化球として楽しめるけど

全体的なメッセージは**“課金しませんか?”**。もちろん根気で無料突破も可能。ただし、エクセル管理&タイマー3個&僧侶級精神力は必須。


街づくり、その裏に漂う“社会人の悲哀”

自分の帝国。これがやたら美しい。時代ごとにエジプトの塔やローマ柱、騎士団の露店など超絶映える。建築も成長し、街道も賑やか。活気は抜群。

しかし運営する側は…胃が痛い

一部は見た目だけ。実用建築・研究・ヒーロー任せと色々。しかも英雄は高確率で“出張中”。

銅鉱山が一向に資源を吐かなくて10分ブチ切れ。バグかと思ったら、ヒーロー常駐が条件でしたーという罠。チュートリアルで教えて欲しかった…!

土地は狭い、霧は邪魔。ファームか兵舎か、それとも泣きながら貯蔵庫を建てるか…全部悩みどころ。ある意味、戦略より“地味なタスクとの戦い”。


歴史シムが“課題提出ゲー”に思えた日

エラ6あたりで心折れる。*あるあるっしょ?*とりあえずIN→クリック祭→アイテム回収→建築→凝視→自問自答「俺、何してるんだ…」

飽きたか?いや、楽しんでるわけでもない。惰性で動いてるだけ。

これが罠なんです。

『Heroes of History』はビジュアルも音楽も良い。アニメっぽい演出も小気味いい。でも壁打ち直後は**「トーガ着て課題提出するだけ」**モード突入。

最初は絶対ワクワクするから問題無し。建築にバトルに、まさに“マウス一つでピクセル皇帝”。でもキラキラ期が過ぎると、残るのは飾り枠付きTODOリスト。


次の時代へ…その前にひと言

『Heroes of History』、人に勧めるか?うん、正直アリ。

ただし「地道作業」への耐性は要確認。

街づくり×ちょい戦術スパイス好きなら、しばらくは十分楽しい。歴史テーマもヒーロー育成もアリ。序盤の突き抜けた爽快感はガチ。そしてマジで無課金でもOK。

でも必ず摩擦(friction)はある。タイマーやエナジー制気質が苦手な人は、プレイ動画観察を推奨。

良ゲーではある。 時々は神ゲー風味も出す。 でも最後は**「根気」と「課金」の両立推奨。**

クレオパトラ、まだ隣で頑張ってくれてるし。それだけで今日は十分

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