Taonga Island

評価

4.75

投票数
885
リリース日
2016年4月1日

ゲームについて

Taonga: The Island Farmでは、太陽が降り注ぐ南国の島に放り出され、ココナッツやクエスト、作物のサイクルが織りなす楽園を再建します。ひとつずつパイナップルを植えながらパラダイスを作っていき、近隣の島を探検したり、アルパカに餌をあげたりして新しい仲間もできます。南国気分で農業、冒険、のんびり楽しさがミックスされた、お気楽アイランドゲームです。

対応プラットフォーム

レビュー

Taonga島の毎日:農業?いや、パイナップル帝国経営です。

南国の島に来たら、のんびりトウモロコシ育ててニワトリにエサあげて…そんなクリック連打のマイルド農園ライフだろって思ってたんですよ。気づけばパズルは解くわ、サトウキビで謎の遺物と物々交換するわ、謎にアルパカ飼育数が急増するわで、もう大騒ぎ。

最初こそ「よくあるゆる農園ゲー」と思わせつつ、そこに冒険要素・ジャングルの怪しい宝・妙にリアルな物々交換・ご近所付き合い…とにかく詰め込んできて、気づけば抜け出せません。この島に永住しようと考えてる?——どんなカオスか覗いていきましょう。


気づけばパイナップル王

始まりは南国テンプレ。怪しい手紙、微妙な船、そして「土地あげる」詐欺っぽい誘い。ココナッツ拾ってのんびりやろうっと思ったら…まさかの秒で港の建設

とにかく進むのが早い! さっきまでパイナップル摘んでたのに、次の瞬間謎のジャングル掃除してたり、よく分からん現地民とビーズ取り引きしてたり。外見は農園シム、正体はごちゃ混ぜ冒険島連チャンゲーム。


農作業はもはや前座、真の敵は海賊

一応、畑は耕します。でもこれ、のんびり「育てて食べて」じゃなくて、「パン焼いて海賊にゴマすって、その引き換えにタル修理」みたいな謎ミッションだらけ。

農業?ぼーっとやってたらすぐ「誰々のイカダ直さないと祭りが…」って巻き込まれ、常に作物・建設・クラフト・ボート遠征の同時進行。カオスだけど不思議と楽しい。

仕組みはいちいちつながってる。タスク山盛りでもパズル感覚で脳が心地よく働いて、しかも景色は無駄にキレイ


島を渡ると急にゲームが本気出してきた

見た目は「ずっと同じ拠点かな?」って思わせといて、いきなり隣島へ遠征スタート。

新しい島ごとにカオス度マシマシ。石板の謎解いたり、パパイヤ中毒のオウムに追い回されたり——もうなんなんこの設定。

たまにカメも浜辺を我が物顔で歩いてるし。

**行く先々で変な財宝ゲットして、気づけばアイテム山盛り。**このループが意外とクセになるんです。


エネルギー管理は人生そのもの

何をするにも「体力(エネルギー)」が必要。草むしり10、木伐採20、呪われてそうな藪はまさかの30。

たまるのは超ゆっくり。スムージー爆飲みすれば一瞬元気になるけど、歯医者に怒られそう。

最初は余裕。でも油断してると「あと一歩でクリア」って時に限ってガス欠…。

課金パックや回復グッズもあるけど、押し売りじゃないのが好感。 待つか、計画立てるか、おやつ消費するか。人生もゲームも選択肢。


動物経済と謎のジャム工場

動物たち、見た目は可愛い。でもその働きぶりは微妙に怖い。ニワトリ・ヤギ・牛・アルパカ(量ヤバい)。まさに島経済の屋台骨。

エサをやる、もふもふを回収する、それでジャム工房が回る。 何もおかしくない。

最初はパン焼き、次はジャム、気づけばよく分からんフルーツタルト爆製造→謎の商人と木材トレード。不条理なのに、全部つながっててそれなりに楽しい。

織物、鍛冶、謎のゼリー工場…本当に島ミニチュア工場経営。気づけばビーチサンダルの島長に君臨してます。


近所付き合いが妙に面白い

マルチプレイ要素も適度。友達の島に遊びに行ったり、ギフトや体力送ったり——この「浅くて深い交流」。

楽しいのは人の島をこっそり覗き見。 ランキングで他人のガチ庭園や家畜ギチギチ工場が見れて、突き抜けてて地味に元気もらえます。どっちもセンスぶっ飛び。

強制でもないし、絡めばホッとするし。必要なアイテム融通し合って、最終的にみんなスムージー送り合う。平和。


体力が干からびたらどうする?

一時間もあれば、「はい、エネルギー切れ!」壁にぶつかります。作物待ち、ボートは三時間遠征中、おめでとう、クールダウン到来。

でも、それが本当の魅力。

ぶっ続けでやるゲームじゃない。おやつみたいにちょっと触って、ささっと落ち着く。変に時間を奪わず、絶妙にもう一回引き込もう とするくらい。

中盤以降は正直ペース遅め。でも脳の裏で流しておくライトアプリと思えば、全然OK。


ドラマもなければ焦りもゼロ、ただ「良き」

見た目は太陽と果物屋台。微妙にカワイイ寄りだけど、やりすぎ感はナシ。動物は激カワ、キャラは発言おかしい、クエストはユルしゃれ。

戦闘イベントなし、焦らせるカウントダウンなし、ストレスゼロの幸せ空間。**ただただジャム作って、謎の島航海して、パイレーツ婆ちゃんのためにヒスイ採集。**ソフトな島のカオス感、これがクセになる。

「島デコゲーの元祖」は譲れません。


総評:「トウモロコシ耕そう」が、気づけば島の教祖。

最初は「トマトでも植えるか」と軽い気持ち。二週間後にはフルーツタルト量産してカメの神様の祭壇作ってました。我ながら謎展開、でもやめられません。

これがTaonga。派手さじゃなく、地味にアルパカで心を掴みます。アルパカ多すぎ警報。

戦闘したい人、ガチエンド求める人向けじゃない。でも「のんきな島で意味不明な営みしたい」「スムージー片手に無欲で遊びたい」なら——パイナップル帝国を築く準備を。絶対、いずれ抜け出せなくなります。

持っていくなら…おやつ必須。

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